表1 身近に使う磁界と核融合炉に利用する磁界の比較

身近に使う磁界と核融合炉に利用する磁界の比較

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ウラン等の重い元素の核分裂エネルギーが原爆や原発に利用されている。これと反対に軽い元素の核融合エネルギーは水爆であり、これは原爆で着火しており原爆の1万倍のエネルギーを持っている。このエネルギーを瞬間的爆発ではなくゆっくり取り出すには、燃料である重水素を電気放電により温め始める。高温になると重水素はイオンになり、そこに磁力線があるとこれにまつわり付く。数億度で核反応を起こす高温のイオンを閉じこめるにはこの磁力線による磁気容器を利用する。大きな空間に高い磁界を発生するには、極低温で電気抵抗がゼロになる超電導々体でコイルを作りここに電流を流して磁気容器をつくる。このコイルがトロイダルコイルである。この表は身近に利用されている磁気の磁束密度や空間を比較しており、核融合炉が利用するものはこの両者が格段に大きいことを示している。

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