図1 ゴーストアナライザー

ゴーストアナライザー

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ゴースト障害の性質が明らかになるにつれて,ゴーストを精度よく定量的に把握するための測定器の開発が強く要求され,昭和48年から測定器開発のための開発研究を開始した.まず,アンテナの指向性を利用して反射波を分離する方式の試作を行ったが,アンテナの指向性のみでは反射波の分離が不十分であった.さらに種々の試行錯誤の末,新しい原理に基づく測定器(ゴーストアナライザー)を開発した.このゴーストアナライザーは,回転同期検波用いてDU比,遅延時間の測定を可能にしたもので,さらに垂直同期の立ち上がり部分をサンプリングして検出し,フィルターなどによってSN比の改善を図っているため,DU比35dB以上,遅延時間分解能0.4μs以下という画期的な性能を持っていた.この測定器は,昭和50年から試作を開始し,52年1月に試作機を完成させた.さらに,52年度に松下通信工業および八木アンテナに技術協力し,53年4月に実用機を完成させた.また,この間全国各地で実際の調査にこの試作機を使用し,その有用性は高く評価された.

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