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世界初の60kAから100kA級大容量真空遮断器の開発

  • 写真なし砂田 洋助
  • 写真なし柳父 悟
  • 写真なし堤 忠民
 真空遮断器は、小型軽量、低騒音、火災の心配がない、保守点検が容易、多頻度開閉が可能など、数々の特徴を有しており、主として定格電圧36kV以下の分野で広く使用されている。当時、設備の容量増大に伴い、遮断電流60~100kA級の真空遮断器が待望されていた。(電圧6~10kV)

 真空遮断器の遮断電流を増大させるためには、真空中のアークを制御して、電極表面の局部過熱を抑える必要があるが、60~100kA級真空遮断器の開発にあたっては、次の原理を採用した。すなわち、真空中のアークに、アークと並行な磁界を加えると、アークが電極表面に一様に広がり、アークが安定化するので、電流の遮断を容易に行うことができる。この原理を具体化して、遮断する電流自身によって、アークに並行な磁界を発生させることができる電極を開発し、従来困難とされていた60~100kA級の電流遮断に、世界で初めて成功し、真空遮断器の適用範囲を飛躍的に増大させた。

 今回開発した真空遮断器は、従来の真空遮断器に比較して、重量、容積共約50%になり、省資源、省エネルギーに大きく寄与した。

 本研究の成果に対して、電気学会は、1982年、砂田 洋助(電源開発㈱)、柳父 悟(東京芝浦電気㈱)、堤 忠民(東京芝浦電気㈱)に電気学術振興賞(進歩賞)を贈った。

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キーワード

開閉保護装置、高電圧・大電流、開閉保護装置
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