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国産最大容量4極1300MVAタービン発電機の完成

  • 写真なし甘粕 忠男
  • 写真なし山田 寿一
  • 写真なし大石 紀夫
 関西電力(株)大飯発電所1号及び2号として納入した1300MVAタービン発電機は、国産最大容量記録機であり、昭和54年3月に営業運転を開始した。従来の容量は920MVAが最大機であった。また、本機の設計開始時点においては欧米でもこのような大容量機は運転されておらず、その後米国で1300MVA級、欧州で1500MVA級が運転に入ったが、設置台数はわずかであり、従って、本機は世界的にも最大級の発電機であった。                                                

 関西電力(株)大飯発電所1号、2号1300MVAタービン発電機は、昭和46年設計開始、昭和51年製作完了、その後長期の現地試運転を経て、昭和54年に営業運転を開始している。                                                        

 本機は、従来国産最大容量機であった920MVA機を一気に40%容量アップしたため、冷却・高電磁力対策などで次のような技術的特徴を有している。                                  
(1)回転直接冷却・固定子水冷却の組合せ、非対称スロット配置回転子等、新技術の採用                                         
(2)増大する電磁力に対し、固定子コイルエンド部、スロット内における強固な支持の実施
(3)重量175トンの一体合金鋼軸材の使用
 これらの課題を克服し、特に原子力発電用として高い信頼性を確保するため、多年にわたる基礎研究・理論解析・モデル試験等による確認が行われた。この結果、1300MVA発電機は完成後の各種試験に対し諸特性・振動など優れた成績を収めた。本機の開発により、大容量発電機製作の実績と多くの資料が得られ、我が国の電力技術進歩に貢献したところ大である。

 本研究の成果に対して、電気学会は、1980年、甘粕 忠男(三菱電機(株))、山田 寿一(三菱電機(株))、大石 紀夫(三菱電機(株))に電気学術振興賞(進歩賞)を贈った。

文献

[1] 大石紀夫、天笠信正、伊藤裕之、八木耕三、関西電力(株)大飯原子力発電所納め1300MVAタービン発電機、1977年、三菱電機技報・Vol.51、No.6、1977

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キーワード

4極タービン発電機、1300MVA、国産最大容量記録機、回転機、原子力発電
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