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世界初の800kV変圧器及び分路リアクトルの完成

  • 写真なし坂本 友男
  • 写真なし藤本 匡昭
  • 写真なし伊東 明
800kV変圧器の現地据付状態

写真1 800kV変圧器の現地据付状態

800kVリアクトルの現地据付状態

写真2 800kVリアクトルの現地据付状態

ラジアル鉄心パケット

写真3 ラジアル鉄心パケット

800kV変圧器の仕様

表1 800kV変圧器の仕様

800kVリアクトルの仕様

表2 800kVリアクトルの仕様

 当時、系統連係用としては世界最高級電圧、世界最大級容量であるUHV級800/√3kV、2000/3MVA単巻変圧器と400/3Mvar分路リアクトルを受注・製作した。この800kV変圧器、リアクトルは、当時最新の解析技術を駆使し、更にリアクトルの鉄心には大形ラジアル鉄心を採用することにより、信頼性の確保、小型化、低損失化を達成した。また、誘導耐電圧試験は、実系統と同様に変圧器と分路リアクトルを組み合わせて実施しており、長時間信頼性の検証がなされた。この変圧器、リアクトルを設計・製造する上で得られた設計技術・製造技術の蓄積は大きく、その適用機種も800kV機器にとどまらず、国内外の大容量器に広く適用され、以降の変圧器、リアクトルの設計・製作にあたっての高信頼化、低損失化、コンパクト化を大きく促進したものと考えられる。800kV変圧器の仕様を表1、800kVリアクトルの仕様を表2、800kV変圧器の現地据付状態を写真1、800kVリアクトルの現地据付状態を写真2、800kVリアクトルに使用するラジアル鉄心パケットの外観を写真3に示す。

 本研究の成果に対して、電気学会は、1987年、坂本 友男(当時、富士電機(株))、藤本 匡昭(当時、富士電機(株))、伊東 明(当時、富士電機(株))に電気学術振興賞(進歩賞)を贈った。

文献

[1] 大久保堅司,伊藤政芳、輸出向け800kV変圧器・分路リアクトルの製作、1986年、電気学会全国大会,No.715,昭和61年
[2] 藤本匡昭,田中一郎,高橋博,大久保堅司、800kV2000MVA変圧器及び400Mvar分路リアクトル、1986年、富士時報,Vol.59,No.7,1986

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キーワード

超々高圧送電、単巻変圧器、分路リアクトル、ラジアル鉄心、静止器、送電、電力系統、変電
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