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新形50万ボルトOFケーブルの開発と実証

  • 写真なし中嶋 敏樹
  • 写真なし補永 保衛
  • 写真なし桜井 俊輔
  • 写真なし久保 博
500kV 1×2500mm2 ビニル防食アルミ被OFケーブル

図1 500kV 1×2500mm2 ビニル防食アルミ被OFケーブル

ケーブル構造 500kV 1×2500mm2 OFAZV

表1 ケーブル構造 500kV 1×2500mm2 OFAZV

ケーブルの目標性能と試験結果

表2 ケーブルの目標性能と試験結果

各種接続部の目標性能と試験結果

表3 各種接続部の目標性能と試験結果

 50万ボルトケーブルとして、従来のクラフト絶縁紙に比べ特性の安定したPPLP紙(ポリプロピレン)とPML紙(ポリメチルぺンテン)を選定し、製造条件等の検討によりケーブル特性の向上を図った。

 プラスチック素材とクラフト紙をラミネートした新形絶縁紙は、従来クラフト絶縁紙に比べ誘電体特性、電気破壊特性とも格段に優れ絶縁厚を低減できるなどの多くの利点を有している。反面、絶縁油に浸されることによる膨張現象やラミネート構造による剥離現象など機械的特性に欠けるなど固有の特性がある。さらにケーブル接続施工時の端末熱処理に対してプラスチックが溶出するなどの多くの技術的対策が必要となる。

 そこで、ラミネート紙として特性の安定しているPPLP紙とPML紙を選定し、これらを複合した絶縁構造とすることによりケーブル特性の向上を図り、開発した新形ケーブルは従来ケーブルに比べ20%強の損失低減が図られた。この技術は国内外の技術動向から見て高く評価に値するものといえる。

 本研究の成果に対して、電気学会は、1984年、中嶋 敏樹(東京電力㈱)、補永 保衛(電力中央研究所)、桜井 俊輔(古河電気工業㈱)、久保 博(住友電気工業㈱)に電気学術振興賞(進歩賞)を贈った。

文献

[1] 中嶋敏樹、堂前芳樹、朝倉敏徳、我国における開発と実用化の現状500kVOFケーブル、1981年、昭和57年電気四学会連合大会
[2] 堂前芳樹、平戸邦雄、吉田昭太郎、小村浩次郎
中尾由明、500kVOFケーブル用エポキシ突合せとう管内外コンデンサー形油止接続部の開発、1983年、昭和58年電気学会全国大会
[3] 堂前芳樹、平戸邦雄、鯉渕澄男、佐藤英男、小林正幸、500kVOFケーブル用エポキシユニット形油止接続部の開発、1983年、昭和58年電気学会全国大会

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電気・電力
(電力輸送)

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1984
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キーワード

電線・ケーブル、高電圧・大電流、電線・ケーブル、送電
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