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光ファイバ複合架空地線の開発(光ファイバ内蔵型)

  • 写真なし一原 嘉昭
  • 写真なし松原 一郎
  • 写真なし豊島 正彦
光ファイバ複合架空地線の基本構造

図1 光ファイバ複合架空地線の基本構造

 電力系統の大規模・複雑化に伴い、系統の保護・制御をはじめとする情報伝送量が増大している。本技術開発前は、電力線搬送ならびにマイクロ波回線で対応していたが、結合装置の大型化や、高層建造物など障害物件の増大により、その構成が次第に困難となっていた。このため、これに代わる経済的で高信頼度、高品質な情報伝送路が必要であった。

 開発した光ファイバ複合架空地線は、光ファイバを架空送電線の架空地線に内蔵したもので、大容量で高品質な情報伝送が可能であり、また、堅牢な架空送電線ルートを利用することから信頼度の高い情報伝送路として用いることができるようになった。光ファイバを架空地線に内蔵するには、電力線からの誘導電流や地絡事故時の電流による架空地線の温度上昇に耐える高い耐熱性が必要であることから、光ファイバ線の防護被覆を従来の紫外線硬化樹脂からシリコーン樹脂に改良した。また、光ファイバ複合架空地線を施工する際の架設方法(延線・緊線)、塔上接続方法などの実用的な工法も開発し、ひろく実用線路に適用され、新たな通信ネットワークの構築に大きく貢献した。

 本研究の成果に対して、電気学会は、1983年、一原 嘉昭(東京電力(株))、松原 一郎(住友電気工業(株))、豊島 正彦(日立電線(株))に電気学術振興賞(進歩賞)を贈った。

文献

[1] 松原一郎 他、composite fiber-optic overhead graund wire、1980年、IWCS
[2] 豊島正彦 他、光ファイバ複合架空地線の実証試験、1982年、昭和57年度電子通信学会全国大会
[3] 松原一郎 他、光ファイバ複合架空地線の通電試験結果、1982年、昭和57年度電子通信学会全国大会

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電線・ケーブル、光ファイバ、光伝送、情報ネットワーク、地線、電線・ケーブル
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