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我が国最初の154kVCVケーブルの実用化

  • 写真なし大野 博伸
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ガス圧モールド方式の概略図

図1 ガス圧モールド方式の概略図

電気特性

表1 電気特性

 154kV級のCVケーブルは変電所の構内連絡線として既に使用されているが、長尺線路化の趨勢に応じるべく日本国内において初めて154kVCVケーブル長尺線路の実用化を図った。

 CVケーブルは電気特性が優れていること、保守が容易であること等の理由により、ますます高電圧化されている。154kV級においても従来は油浸紙ケーブルが使用されていたが、環境問題等からCVケーブルに変わりつつある。東京電力㈱の154kV豊池線(600mm2、2.2km)は我が国初めての154kVCVケーブル長尺線路であり、特別高圧CVケーブルとして初めて架橋ポリエチレンモールドジョイントを採用した。特に架橋ポリエチレンモールドジョイントは、将来の超高圧CVケーブル、ジョイントの縮小化を考慮して採用されたものである。超高圧モールドジョイントの現場施工にあたっては、異物対策の点から絶縁テープの自動巻機の開発、各メーカー各々特徴を有する加圧加硫機を開発し実施した。豊池線の完成は、油浸紙ケーブルに替り超高圧CVケーブルの長尺線路が実用化できる技術を開発したことを内外に示したものとして意義深いといえる。

 本研究の成果に対して、電気学会は、1982年、大野 博伸(東京電力㈱)、高岡 道雄(藤倉電線㈱)、市野 隆英(大日日本電線㈱)、古沢 久具(古河電気工業㈱)に電気学術振興賞(進歩賞)を贈った。

文献

[1] 麻生勝彦、大野博伸、入江伸一、岩崎邦男、稲岡一義
斉藤重弘、中野孝男、相沢伸行、154kV CVケーブル用モールドジョイントの開発と実用化、1982年、昭和57年電気学会全国大会

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キーワード

電線・ケーブル、高電圧・大電流、電線・ケーブル、送電
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