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続流遮断型アークホーンの遮断時間短縮と強度向上

  • 写真なし粟津 隼人
  • 写真なし中西 達也
  • 写真なし大髙 聡也
 77kV架空送電用の雷害対策の続流遮断型アークホーンには,1線地絡電流を遮断できる地絡型と短絡電流も遮断できる短絡型がある。短絡型は,続流を遮断しても短絡リレーが先に動作し遮断器が動作する場合があり適用範囲が限られている。一方,地絡型は大きな電流が流れると遮断部に設けられている弱点部からアークが放出し遮断性能が消失する場合があり取替えが必要となる。これらの課題を解決するために続流遮断型アークホーンを改良した。
 改良品は,遮断電流値は現行の10kAから7kAに低下するものの,遮断部の内部構造を工夫することで遮断時間を現行の1.0サイクルから0.5サイクルへと短縮することに成功した。これにより,短絡リレーとの一層の協調改善が図れ,より事故を防止できるようになった。また,遮断電流値を超える大電流が流れた際の遮断部の耐破壊性能については,圧力開放穴および招弧ホーンを設置することで31.5kA(関西電力における77kV系統最大短絡電流)に耐えうる強度向上を実現した。

 本研究の成果に対して、電気学会は、2018年、粟津 隼人(関西電力)、中西 達也(日本カタン)、大髙 聡也(電力中央研究所)に電気学術振興賞 進歩賞を贈った。

文献

(1)続流遮断型アークホーンの遮断部溶発を考慮した数値流体解析手法の開発*
大髙 聡也,岩田 幹正,粟津 隼人,西川 栄一,中西 達也,上村 健太郎,上原 実
(平成28年12月)電気学会論文誌B

(2)Development of Prototype Low-cost and High-strength Fault Current Interrupting Arcing Horns for 77 kV Overhead Transmission Lines
T. Ohtaka, M. Iwata, H. Goshima, H. Awazu, T. Omote, T. Nakanishi, K. Kamimura and M. Uehara
(平成27年7月) Plasma Physics and Technology

(3)続流遮断型アークホーンの改良
粟津 隼人
(平成28年9月)R&D NEWS KANSAI(2016年9月号)

(4)続流遮断型アークホーンの改良
一木 将人(平成29年11月)電気評論(2017年11月号)

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