固体の高速変形力学の研究
河田 幸三
固体の高速変形時の力学的挙動を多角的に解明した。まず、焼鈍材における高速脆性と高速延性の新概念を提案し、結晶格子型との関係を提示するとともに、新しい微視力学的弾塑性波理論を提案して金属の弾塑性波伝播挙動の結晶格子型に基づく特性を解明した。さらに、固体の破壊までの高速引張特性を測定する新しいシステムを確立し、複合材料や構造用金属材料の高速引張り力学物性を得ることに成功した。また、高速光弾性によって、切欠棒の動的引張りにおける動的応力集中係数を解析し、固体内を超音速擾乱源が進む際にマッハ波状波頭が固体内にも存在することを確認した。
本研究の成果に対して、東レ科学振興会は、1983年、河田 幸三(東京大学)に東レ科学技術賞を贈った。
本研究の成果に対して、東レ科学振興会は、1983年、河田 幸三(東京大学)に東レ科学技術賞を贈った。
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固体の高速変形力学、微視力学的弾塑性波理論