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低ロス系新型コンポジット電線の開発

  • 写真なし表 智康
  • 写真なし長野 宏治
  • 写真なし辻 俊伸
諸元表 低ロス系新型電線(コンポジット電線)

表1 諸元表 低ロス系新型電線(コンポジット電線)

低ロス系新型電線の断面図

図1 低ロス系新型電線の断面図

 発電所で発電した電気を効率的に需要地まで送電するためには、送電線路における送電損失を極力小さくする必要がある。その送電損失の大部分は、電線の抵抗によるものである。電線の抵抗を低減させるためには、導体材料の見直し、電線の太径化および電線導体部の断面構造の見直しの方策がある。導体材料の見直しにおいては、原材料のアルミ以上にコスト優位性のある材料は見当たらない。電線の太径化については、支持物の強度面から、建替えや強度増加のための改造が必要となる。一方、電線の導体部断面構造については丸素線から扇形の素線に変えることによる面積増加方策があるため大きな課題はない。
 以上のことから今回、電線の抵抗を低減させることを目的に、従来の電線における大部分の張力を担う鋼心に変え、軽量で引張強度の高い炭素繊維を採用して鋼心部の径を細くし、細くした分アルミ断面積を増加させることで電線外径が同等の従来電線より20%以上の抵抗低減を図った低ロス系新型コンポジット電線を開発した。

 本研究の成果に対して、電気学会は、2016年、表 智康(関西電力㈱)、長野 宏治(㈱ジェイ・パワーシステムズ)、辻 俊伸(㈱ジェイ・パワーシステムズ)に電気学術振興賞 進歩賞を贈った。

文献

(1) 湯下良之、表智康、清水則博、長野宏治、辻俊伸、大高和良、「低ロス系新型電線の開発」、電気学会電力・エネルギー部門大会予稿集、241, 2014.

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キーワード

架空送電線、複合材料、複合材料心電線、アルミ線、抵抗損、低抵抗、低ロス、Overhead Transmission Line、Composite Materials、Composite Core Conductor、Aluminum Conductor Steel Reinforced、Ohmic Loss、Low-resistance、Low Loss、送電損失、炭素繊維
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