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回路とシステムの設計手法に関する基礎的研究

  • 写真なし藤澤 俊男
回路とシステムの設計工程の自動化と設計性能の向上という課題が各種電子装置のシステム機能の多様化、高性能化、高集積化に伴って重要になってくる。ここで述べる相互誘導を含まないはしご形回路の構成法、非線形回路網の解析手法、および大規模集積回路の実装設計手法もこの課題に向けたものである。

伝達特性が相互誘導を含まないはしご形回路によって実現されるための必要十分条件を見い出し、これに基づいた画期的な構成手法を提案した。

非線形回路網の非線形素子が連続微分可能な特性を持つ場合について解が存在するための見通しの良い十分条件を与え、ある限定された区分的線形回路網に対して与えられていたKatenelsonの求解法を本質的に拡張して一般の区分的線形回路網に適用可能とすると共に、従来必要とされていた計算量を大幅に削減する画期的な求解法を提案した。

大規模集積回路の実装設計における1次元ゲート配列問題に対して、グラフ理論的立場から新しい定式化を行い、この問題がNP完全であることを証明し、かつこれに対処する実用的な近似解法を提案した。また、印刷回路基板の配線手法の一つである1行配線手法を位相幾何学的変換を用いることにより線分の順序を決定する問題として定式化し、配線の最適性に関する必要十分条件を与えた。

 本研究の成果に対して、電子情報通信学会は、1984年、藤澤 俊男に業績賞を贈った。

文献

[1] 藤澤俊男、直列端又は並列端低域濾波梯子回路が相互誘導を用いないで構成されるための必充条件、1954年、電気通信学会雑誌、vol.37, No.5
[2] T. Fujisawa and E.S.Kuh、Some Results on Existence and Uniqueness of Solutions of Nonlinear Networks、1971年、IEEE Trans. On Circuit Thory, CT-18
[3] T.Fujisawa, E.S.Kuh and T.Ohtsuki、A Sparse Matrix Method for Analysis of Piecewise-Linear Resistive Networks、1972年、IEEE Trans. On Circuit Theory, CT-19
[4] T.Ohtsuki, H.Mori, E.S.Kuh, T.Kashiwabara and T.Fujisawa、One-Dimensional Logic Gate Assignment and Interval Graphs、1979年、IEEE Trans. On Circuits and Systems, CAS-26
[5] E.S.Kuh, T.Kashiwabara, and T.Fujisawa、On Optimum Single-Row Routing、1979年、IEEE Trans. On Circuits and Systems, CAS-26

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