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岩石磁気の研究

  • 永田  武永田  武
 弱い磁場の中において火成岩を徐々に冷却すると、この岩石は与えられた磁場の方向に極めて強く、また安定な磁場をもつこと(熱残留磁気)、および自然に存する火成岩の強い残留磁気はこの熱残留磁気に帰せられることを実験的に示した。また、磁場中での堆積時に発生する堆積残留磁気、磁場中の化学変化によって強磁性相が生ずる時発生する化学残留磁気、長時間磁場中におくと残留磁気が増大する粘性残留磁気等を見出した。古い地質時代に生成された岩石の残留磁気を測ることにより、その時代の地球磁場の方向や強さを推定できる。そのような方法を用いて古い時代の地球磁場の変遷を論ずる古地磁気学は、大陸移動説、海洋底分裂説等の研究方法に広く利用されている。

 本研究の成果に対して、東レ科学振興会は、1968年、永田 武(東京大学)に東レ科学技術賞を贈った。

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キーワード

岩石磁気、火成岩、残留磁気、熱残留磁気、堆積残留磁気、化学残留磁気、粘性残留磁気、地球磁場、古地磁気学
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