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撮像管用オートビームフォーカス方式

  • 写真なし岡野 文男
  • 写真なし熊田 純二
 高品位テレビ(HDTV)用カメラのキーデバイスは高解像度の撮像管である。高解像度はビームフォーカスが最良の状態に調整されることで達成される。撮像管は偏向波形に雑音が混入すると映像信号に雑音が現れ問題となるが、この雑音は撮像管の信号電流が大きいほど、また、ビームフォーカスがシャープなほど顕著になる。本研究ではこの現象に注目して新しいビームフォーカス方式を考案した。まず、水平偏向波形および垂直偏向波形に微小信号を重畳した時の出力信号への影響を、電子ビームの形状の近似モデルを用いて解析した。その結果、微小偏向信号による出力信号はビームフォーカス状態に依存し、フォーカス点で出力が大きくなることを見出した。さらに、この依存性を積極的に用いて、ビームフォーカス状態の最良点を設定できることを見出した。本方式により、空間周波数の高い成分を持つ被写体を用いることなしに良好なビームフォーカスを設定できることを実験的にも実証した。

 本研究の成果に対して、映像情報メディア学会は、1987年、岡野 文男(NHK)、熊田 純二(NHK)に丹羽高柳賞論文賞を贈った。

文献

[1] 岡野文男・熊田純二、オートビームフォーカス方式、1985年、テレビ学技報,TEBS104-4,pp.69-74
[2] 岡野文男・熊田純二、撮像管用オートビームフォーカス方式、1987年、テレビ誌,41,8,pp.744-750

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キーワード

撮像管、ビームフォーカス、ハイビジョン、撮像、テレビカメラ
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