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テレビジョンゴースト波の位相変動測定

  • 写真なし都竹 愛一郎
ゴースト位相測定装置

図1 ゴースト位相測定装置

 都市における高層建造物の増加にともない、テレビ電波のマルチパスによる障害、特にゴースト障害が問題となっている。ゴースト波の位相が大きく変化する場合は、強度が同じであっても航空機フラッタのように画質が著しく劣化する。そこで、このゴースト波の位相変化を解明するために高速かつ正確に測定できるシステムの開発を行った。このシステムは、測定信号として垂直帰線期間の5つの垂直同期パルスを用いることにより測定精度を向上させ、数Hzの位相変動まで測定することができた。このシステムによりビル反射によるゴースト波の位相を測定したところ、大気の屈折率の変化に伴う位相の日変化のほかに、太陽熱による送信アンテナの反りと思われる現象が観測された。さらに、強風時におけるゴースト波の位相変動をスペクトル解析した結果、送信アンテナの揺れや、ビルの揺れを捕らえることができた。また、ゴースト波の位相変動と、映像搬送波の位相変動を同時に測定し、送信アンテナの揺れを2次元的に測ることができた。

 本研究の成果に対して、映像情報メディア学会は、1987年、都竹 愛一郎(郵政省)に丹羽高柳賞論文賞を贈った。

文献

[1] 都竹、大内、小宮、石川、ゴースト波の位相変動の測定、1983年、テレビ学技報,RE83-59(1983)
[2] 都竹愛一郎、テレビジョンゴースト波の位相変動測定、1987年、テレビ誌,41,7,pp.636-641

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キーワード

ゴースト障害、マルチパス、ゴースト波の位相、無線伝送、アンテナ・伝播
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