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高品位テレビ信号のディジタル記録に関する基礎検討

  • 写真なし梅本 益雄
  • 写真なし三田 誠一
  • 写真なし江藤 良純
開発した高品位テレビ用ディジタルVTRの外観

図1 開発した高品位テレビ用ディジタルVTRの外観

 高品位テレビ(現在のHDTV)は、走査線が従来の525本から1125本と倍以上に増加しているとともに、画面サイズの縦・横比が従来の3:4から3:5(1986年当時)に広がり、現在のテレビ放送よりきめ細かく、ワイドでかつ臨場感のあるテレビ画像が得られる。このため、高品位テレビ信号の記録には再生画質の観点から、またダビング時に画質が劣化しない点から特にディジタル記録方式が望まれていた。しかし、高品位テレビ用のディジタルVTRは、符号化したデータ量が従来のディジタルVTRに比べて2~5倍と膨大になる。このため、高速・高密度磁気記録技術とともに、効率的な誤り訂正技術や回路構成の簡素化が新たに要求されていた。本研究では全ビットレートを459Mb/sで符号化した高品位ディジタルVTR原理モデルを試作した。1チャンネル当たり92Mb/sの高速・高密度記録におけるビットエラーを低減するために、チャンネル符号としてランレングス制限8-8変換符号を開発した。また、回路の簡素化のため、2画素単位に分配し、コーダの入出力のクロックを共通化した。原理モデル機は残留ワードエラーが10-7以下であり、輝度信号帯域20MHz、S/N=56dBの高品位画像再生が可能である。

 本研究の成果に対して、映像情報メディア学会は、1986年、梅本 益雄(日立)、三田 誠一(日立)、江藤 良純(日立)に丹羽高柳賞論文賞を贈った。

文献

[1] 梅本益雄・三田誠一・江藤良純、高品位テレビ信号のディジタル記録に関する基礎検討、1986年、テレビ誌,40,11,pp.1120-1125
[2] Eto, Umemoto,Mita and Nagahara、An Experimental Digital VTR for HDTV、1986年、SMPTE Journal, Vol95, No.2, (Feb., 1986)
[3] Umemoto et al、Recording channel electronics for HDTV digital VTR、1987年、IEEE trans., Vol. MAG-23, No.5 (Sept., 1987)

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キーワード

高品位テレビ、ディジタル記録、ディジタルVTR、ランレングス制限8-8変換符号、ハイビジョン、磁気記録、ストレージ
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