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反射型マルチカラー液晶ディスプレイ

  • 写真なし内田 龍男
  • 写真なし片岸 智之
  • 写真なし小野寺 政信
  • 写真なし柴田 幸男
 マイクロカラーフィルタ型フルカラー液晶ディスプレイ(LCD)はすでに実用レベルに達しているが、一部でバックライトの消費電力が重要な問題となっていた。

 本研究では、バックライトを取り除いた反射型LCDの実現の可能性を検討した。アクティブマトリクス駆動を適用するために、カラー化の方式としては構造が簡単なマイクロカラーフィルタ方式を採用することにした。この方式で反射型を実現するためには明るい液晶表示モードを用いる必要がある。各種のモードを検討した結果、明るさおよびアクティブマトリクス方式との適合性の点から、相転移型ゲストホスト方式(PCGH方式)を選択した。次いで、この方式の特性を理論的に解析し、物性定数とデバイス定数の最適設定条件を明らかにした。さらに最適条件に基づいて作成した反射型LCDの特性が理論計算の結果とよく対応することから理論解析の妥当性を示した。また、本LCDの特性から、明るさの点では従来の白黒表示のTN(Twisted Nematic)型LCDと同程度の反射型マルチカラーLCDが実現できる可能性を得た。

 本研究の成果に対して、映像情報メディア学会は、1986年、内田 龍男(東北大)、片岸 智之(東北大)、小野寺 政信(東北大)、柴田 幸男(東北大)に丹羽高柳賞論文賞を贈った。

文献

[1] 内田、片岸、小野寺、柴田、反射型マルチカラー液晶ディスプレイ、1986年、テレビジョン学会誌,40,10,pp.984-990
[2] 内田、片岸、小野寺、柴田、反射型マルチカラー液晶ディスプレイ、1985年、信学技報,ED85-40 pp.71-77
[3] T.Uchida, T.Katagishi, M.Onodera, Y.Shibata、Reflective Multicolor Liquid Crystal Display、1985年、Conf. Record of 5th. Int'l. Display Res. Conf.,
pp235-239 (1985)
[4] T.Uchida, H.Seki, C.Shishido、Bright Dichroic Guest-host LCDs without a Polarizer、1981年、Proc. SID,22,pp.41-46
[5] H.Seki, T.Uchida, Y.Shibata、Evaluation of Brightness and Contrast of Twisted-Nematic and Guest-host Cells、1984年、Proc. SID,25,pp.275-280
[6] T.Uchida, M.Wada、Guest-host Type Liquid Crystal Displays、1981年、Mol. Cryst. Liq. Cryst.,63,pp.19-43

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キーワード

マイクロカラーフィルタ型フルカラー液晶ディスプレイ、相転移型ゲストホストモード、反射型マルチカラー液晶ディスプレイ、コレステリックネマチック相転移現象、ディスプレイ
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