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短波放送帯におけるチャンネル容量の推定

  • 写真なし戸塚 良則
 短波放送帯におけるチャンネル容量(全世界において同一時刻に同一周波数を用いて運用可能な放送局の数)は、短波放送周波数のプランの作成過程を設計し、作成作業を円滑に進める上で重要な指標となる。

 短波放送帯は1985年当時非常に激しい混雑状況にあり、当時の”登録制”のもとで秩序ある周波数利用が困難であった。このため、短波放送周波数のプラン化を目的とした世界無線通信主管庁会議(WARC-HFBC第一会期)が1985年1月に開催されたのに続き、同会議第二会期(1987年1月)でプランが作成されることになった。プラン化は、激しい混雑のなか一定の品質を確保した上で、できるだけ多くの放送要求をいかにしてプランに収容するかが重要である。本研究では現実の放送要求を放送局のモデルとして用い、短波放送帯の各バンドのチャンネル容量をSI比(搬送波における希望波と妨害波の電界強度比)、時刻をパラメータとして推定した。この結果を用いて、短波放送帯全体の収容可能送信数とそのSI比、時刻による違い、現実の放送要求との比較による短波放送帯の混雑状況、などを定量的に明らかにした。この結論および推定計算の実施結果から、短波プラン作成にあたって必要となる提言を行った。

 本研究の成果に対して、映像情報メディア学会は、1985年、戸塚 良則(NHK)に丹羽高柳賞論文賞を贈った。

文献

[1] 戸塚、野中、国際放送周波数選定のための新しいコンピュータプログラム、1981年、NHK技術研究,27,4,pp.120-126(1984)
[2] 戸塚良則、短波放送帯におけるチャンネル容量の推定、1985年、テレビ誌,39,3,pp.235-241

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キーワード

短波放送、チャンネル容量、チャンネルプラン、放送要求、短波プランニング、無線伝送、アンテナ・伝播
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