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画像信号のベクトル量子化器

  • 写真なし村上 篤道
  • 写真なし浅井 光次郎
 ベクトル量子化は、多次元信号空間上のひずみ測度に基づく量子化であるため、Rate-Distortion 理論の観点からも高い符号化効率の達成が予想され、画像信号へ適用する検討が種々行われていた。しかしながら、実際に画像信号符号化に応用し実時間で動作可能なベクトル量子化器を設計するためには、次元数、出力ベクトル数、ベクトルセットの生成等の工夫が必要であった。

 画像信号の統計的性質を測定した結果、たとえば4×4画素のブロックごとに、その平均値を分離し、分散値で正規化した信号を作成すると、異なる画像に対してもその統計的性質は非常に均一になることを確認した。これにより、平均値、分散値及び平均値分離正規化信号をベクトル量子化することにより、安定した符号化効率が得られることを示した。

 更に、実時間処理を可能とする木探索高速ベクトル量子化手法とその符号化性能を示し、全探索法に比べてひずみ計算回数の減少(結果として同一時間内で処理できるサイズ規模を大きくできる)を考慮した場合、十分に優位な画質の再生が木探索法で達成可能であることを明らかにした。また、これらの方式をフレーム間符号化と組み合わせることにより、動画像に対しても高能率なベクトル量子化符号化方式が実現可能であることを示した。

 本研究の成果に対して、映像情報メディア学会は、1985年、村上 篤道(三菱電機)、浅井 光次郎(三菱電機)に丹羽高柳賞論文賞を贈った。

文献

[1] 村上篤道、浅井光太郎、画像信号のベクトル量子化器、1984年、テレビジョン学会誌、38巻,5号
[2] 村上、浅井、山崎、高速ベクトル量子化器の一構成法と符号化性能、1983年、信学技報,CS 82-108
[3] 村上、浅井、太田、画像信号のベクトル量子化器、1982年、テレビ学技報,IE 82-39

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(放送の方式と処理技術)

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1985
つくば市で科学万博が開幕する。
1985
電電公社が民営化され、NTTが発足する。

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キーワード

ベクトル量子化、平均値分離振幅正規化、フレーム間符号化、画像符号化、高速木探索、映像符号化、ディジタル信号処理
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