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2ループ集中磁束走査方式を用いたビジコン形撮像管の高解像度化

  • 写真なし作左部 剛視
  • 写真なし木内 雄二
 ビジコン形撮像管の集束偏向系を改良して1インチ管の高解像度化を図った。ビームを2ループとし、第1ループは無偏向でCMF集束磁界によりビームスポット径を縮小、第2ループは一様集束磁界で1:1に投影し、偏向をかける。この方式を2ループCMF方式と名付けた。20μmアパーチャーの実験管で撮像実験した結果、メッシュ電圧1400V、集束電圧1000Vの時400TV本の変調度92%を600TV本で75%を得た。また、周辺部の解像度も良好でダイナミックフォーカスをかければ中心のAR値に対し85%以上確保できる。

 スポットの結像倍率は計算で0.44と求まり、ビームスポットの実測値10μmから求めた結像倍率0.45とよく一致した。この縮小作用はCMF磁界と静電レンズの複合効果によるものであり、しかも、レンズの中心をループの節が通るためレンズの収差を少なくでき、好結果が得られた。

 2ループCMF走査方式は撮像管の解像度を向上させる一方法であるが、この方法の応用あるいは変形によりさらに解像度を上げることが可能と考える。

 本研究の成果に対して、映像情報メディア学会は、1984年、作左部 剛視(農工大)、木内 雄二(農工大)に丹羽高柳賞論文賞を贈った。

文献

[1] 作左部、昆、木内、2ループCMF方式によるビジコンの高解像度化、1981年、テレビジョン学技報、ED581、5,5、pp.35-40, June.1981
[2] 作左部、木内、1インチビジコンの2ループ集束方式、1979年、テレビジョン学技報、ED466、3,30、pp.19-24, Dec.1979
[3] 作左部、木内、集中磁束走査方式による低速度電子ビーム、1977年、テレビジョン学技報、ED352、1,6、pp.19-24, Dec.1977

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撮像管の集束偏向方式、磁束の集中、集束磁界、結像倍率、集束条件、撮像、テレビカメラ
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