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中波送信空中線の能率の改善

  • 写真なし三日市 政司
  • 写真なし井上 浩
  • 写真なし高橋 彰
  • 写真なし佐藤 利三郎
 中波における放送用アンテナは、大地による影像を利用した基部絶縁型のモノポールアンテナである。このアンテナの放射効率は接地抵抗に大きく依存し、立地条件や雷の影響が少ないように、アンテナ高を高くしないで放射効率を改善することが望まれている。この対策用のアンテナとして折返し形のアンテナを提案し、能率が改善されることを示した。

 従来から中波の送信用として使用されている基部絶縁型モノポールアンテナでは、アンテナ高が波長の4分の1程度の場合、アンテナ高が高いほどおよび接地面積が広いほど放射効率が高いことが分かっている。提案する折返し形アンテナは、接地抵抗を低くできず、アンテナ高を高くできない場合に放射効率を改善するのに有効である。放射効率の改善効果は種々の条件で異なるが計算値で15%前後であった。山梨放送竜王局(送信周波数765kHz、アンテナ高102.7m)における改善工事の実施例では、無線局免許手続規則に定義されている”見かけの効率”が81%から90%となり、9%改善した。

 本研究の成果に対して、映像情報メディア学会は、1982年、三日市政司 (富山大)、井上 浩 (金沢工大)、高橋 彰 (八木アンテナ)、佐藤利三郎 (東北大)に丹羽高柳賞論文賞を贈った。

文献

[1] 三日市政司,井上 浩,高橋 彰,佐藤利三郎、中波送信空中線の能率の改善、1981年、テレビジョン学会誌、35巻,12号
[2] 三日市政司ほか、小型中波空中線の放射効率、1980年、信学研資,A-P77-2
[3] 三日市政司ほか、接地型空中線について、1980年、信学研資,A-P77-26

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キーワード

中波空中線、放送用アンテナ、放射効率、接地抵抗、アンテナ・伝播、無線伝送
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