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高品位テレビジョン用A/Dコンバータ

  • 写真なし二宮 佑一
 ディジタルテレビ技術が実用段階に入り、走査線吸う1125本の高品位テレビ(HDTV、現在のハイビジョン)の研究、開発が進んだ1980年代、高品位テレビの分野にもディジタル技術が導入されることは不可避であったが、当時高品位テレビに使用できるA/Dコンバータは開発されていなかった。サンプリング周波数、公称分解能に関しては、高品位テレビ用として使用し得るものはいくつかあった。例えば、超高速波形記憶装置(トランジェントレコーダ)に用いられるものである。しかし、これらのうち最も特性の良いと思われるものでも、入力信号周波数が高くなるにつれて、急速に実際の分解能が低下してしまい、高品位テレビ用のA/Dコンバータとして満足なものではなかった。

 そこで本研究では高品位テレビの信号をディジタル信号に変換する目的のA/Dコンバータを開発した。方式は、3段の直並列形で、各部で発生する直流ドラフトを除去する安定化回路を持っている。試作器は、入力周波数24.3MHzにおいて正常な動作をする等、総合的に見て高品位テレビ用コンバータとして十分使用し得るもので、100Ms/s、8bit/sampleに値するものとしては最初のものであった。

 本研究の成果に対して、映像情報メディア学会は、1981年、二宮 佑一(NHK)に丹羽高柳賞論文賞を贈った。

文献

[1] 二宮佑一、高品位テレビジョン用A/Dコンバーター、1981年、テレビジョン学会誌、35巻,2号
[2] Y. Ninomiya、An A/D Converter with 10 bits/sample by 20MHz Sampling Rate、1980年、IEEE Trans. COM-28, No.1

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キーワード

高品位テレビ、A/Dコンバーター、ハイビジョン、VLSI設計技術、ディジタル信号処理
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