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積雪寒冷地にある地盤材料の力学挙動とその工学的利用・評価に関する研究

  • 三浦 清一 三浦 清一
 火山灰質土や泥炭といったいわゆる特殊土は、日本各地に広く分布する。これらの土は、砂や粘土のような一般的な粒状体とは挙動が大きく異なるため、その材料物性や力学挙動に適した調査・試験・解析方法の開発が設計施工・維持管理には不可欠である。また北海道のような積雪寒冷地で誘発される地震や豪雨による地盤災害の発生機構を解明するには、非寒冷地域における地盤災害の発生要因に加え、凍上・凍結融解履歴などの新たな影響因子を検討することが極めて重要である。
 受賞対象の研究では、北海道内約40%を覆う火山灰質土について原位置調査・室内試験研究を進め、積雪寒冷地盤の特異性を考慮した材料特性及び力学特性の評価法を構築し、一般的な調査・試験方法を北海道の気候・地質に適したものに昇華すると共に、融雪期の斜面崩壊現象など寒冷地特有の地盤災害の発生を支配する諸因子を科学的に明示した。さらに、泥炭で代表される寒冷地軟弱地盤の対策工として、複合地盤杭基礎の工学的有用性を立証した。これらの研究成果に基づいて、寒冷地防災地盤工学を応用した新しい防災・減災技術を提案するとともに、実務における設計・施工のガイドラインを策定している。
 以上、本研究は積雪寒冷気候にある地盤材料の適切な評価法を確立し、さらに実務に貢献する重要な知見を提供しているものとして高く評価され、第Ⅲ部門の研究業績賞に相応しいと認められた。

 本研究の成果に対して、土木学会は、2012年、三浦 清一 (北海道大学名誉教授)に研究業績賞を贈った。

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キーワード

積雪寒冷地、地盤材料の力学挙動、凍上・凍結融解履歴、北海道、寒冷地軟弱地盤、複合地盤杭基礎、寒冷地防災地盤工学、防災技術、減災技術
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