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大型質量分析器の完成

  • 写真なし緒方 惟一
 緒方惟一氏は昭和11年大阪大学卒業後同学浅田常三郎教授の指導のもとに十余年一貫して質量分析器による原子質量の精密測定の研究にたずさわってきた。戦前すでにその精度は世界的水準に達し,炭素12の質量測定においてアストンの値とマッタウホ,ベンブリッジの値の不一致を解決し,また中位の原子質量測定にあたっては多くの困難にうちかち精密測定を行って世界的に認められた。戦後は更に一層精度の高い大型質量分析器を計画しこれを完成した。その分解能を従来のものに比べて約十倍にあげることに成功した。その結果はドイツの専門雑誌に発表され非常に注目されている。原子質量という重要な常数の精定において精度を一桁上げることは非常に困難で極めて地味な仕事であり,しかもその結果は原子核物理学の進展に大いに役立つものである。


 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1955年、緒方 惟一(大阪大学)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

大型質量分析器、原子質量、炭素12、アストンの値、マッタウホ,ベンブリッジの値、原子核物理学、精密測定、質量測定、質量分析器
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