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素粒子の相互変換

  • 写真なし西島 和彦
 宇宙線及び加速装置による実験的研究が進むにつれて種々の新しい粒子が発見され,これらの粒子が互いに無関係でなく既に知られている素粒子のうち核子やパイ中間子と一族をなして相互に変換し合うことが実験的に知られてきた。西島和彦氏は昭和28年頃よりこれらの新粒子に関する理論的研究に着手し,今回受賞の対象となった研究に於てこれら複雑な変換現象の中にある規則性を理解する極めて独創的な理論を展開した。この理論はこれら粒子の基本的属性として従来知られていた電荷の他にイーター電荷なる新しい量を導入し,その保存則を設定することによって粒子変換の際の規則性を説明するものであって,すでに知られていた変換現象 の説明に有力であったのみならず,この理論によって予想されたいろいろの過程が実際に観測された例も少なくない。このイーター電荷の導入なる着想は極めてざん新であるが,この新概念は将来の素粒子論の発展に対して一つの基本的な知見をあたえるものとして広く注目されている。


 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1955年、西島 和彦(大阪市立大学)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

素粒子、核子、パイ中間子、イーター電荷、粒子変換、保存則
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