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同位元素による植物の栄養ならびに土壌肥料学的研究

  • 写真なし三井 進午
  • 写真なし西垣 晉
  • 写真なし江川 友冶
  • 写真なし潮田 常三
 仁科博士が特に尽力された安定同位元素N15の製造並びに放射性同位元素の輸入を契機として,植物栄養並びに土壌肥料の研究にこれら同位元素を利用して本邦特有の農学的研究の成果を挙げた。三井進午氏は,昭和25年,学会誌に植物栄養並びに土壌肥料の研究に対する同位元素利用の重要性を総説して同学の人々の注意を喚起するとともに,東京大学農学部に於いて多数の研究協力者とともにP32,Ca45,N15による水稲・麦等の植物栄養学的研究と各種新燐酸質肥料の肥効増進に関する研究を行った。西垣晉氏は水田土壌中に於ける窒素の輪廻の問題の一義的解決にN15の利用を着目し,比較的多量のN15量を必要とする農場規模の実験が比較的安価に実施し得る見透しを得た。江川友冶氏は,土壌に吸収された燐酸イオンの交換現象の研究にP32を利用して,本邦に極めて広く分布する火山灰土壌と沖積層土壌に就いて研究を行った。潮田常三氏は,本邦に比較的特異の農業である桑園に於ける燐酸肥料の肥効増進方法に就いてP32を利用して成果を挙げ,施肥の合理化及び蚕作安定のための研究に大きな貢献をした。これら諸氏の努力と成果は本邦農学の進歩に寄与するところ少なからざるものがある。


 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1956年、三井 進午(東京大学)、西垣 晉(農林省)、江川 友冶(農林省)、潮田 常三(農林省)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

同位元素、植物栄養、土壌肥料、新燐酸質肥料、燐酸イオン、肥効増進、N15、燐酸肥料、安定同位元素、放射性同位元素
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