1. HOME
  2. 物理関連(専門)
  3. 研究情報(登録番号2305)

電子ガスの相関エネルギーに関する研究

  • 写真なし沢田 克郎
 沢田克郎氏は,電子ガスの多体問題に対するゲルマン,ブリュックナー両氏の理論を全く別の見地から見なおして,数学的にも満足で,かつ物理的意味を極めて明瞭にしめす独創的な理論を展開した。同氏は,電子運動の相関は電子ガス内におこるある種の振動と考えてよいことを示し,例えば相関に起因するエネルギーは,この振動のエネルギーに他ならないことを明らかにした。更にこの沢田氏の方法は電子ガスに限らず,一般の量子力学的多体問題にも用い得ることが多くの人に注目され,沢田氏自身によってまた他の人々によって,これに類似の方法が金属の超伝導の解明,液体ヘリウムの理論,あるいは原子核内の多体問題に用いられるに至った。沢田氏の理論は単に電子ガスの相関の問題に対して大きな寄与であったのみならず,その影響するところは極めてひろく,一般の量子力学的多体問題の解明の上に貢献する重要な業績であると考えられる。


 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1958年、沢田 克郎(東京教育大学)に仁科記念賞を贈った。

関連する研究を検索

分野のカテゴリ

物理
(物理)

関連する出来事

データなし

世の中の出来事

1958
東京タワーが完成する。
1958
NASA航空宇宙局が設置される。(アメリカ)

Webページ

データなし

博物館等収蔵品

データなし

キーワード

電子ガス、相関エネルギー、多体問題、金属の超伝導、液体ヘリウムの理論、電子運動、量子力学的多体問題
Page Top