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磁性結晶におけるスピンの螺旋状配列の理論

  • 写真なし吉森 昭夫
従来磁性結晶内磁性イオンのスピン配列の型として,実験的並びに理論的に知られていたものは次の四種であった。即ち等しい大きさをもつスピンが特定方向に沿って平行に配列する場合(強磁性),同じく特定方向に沿って交互に向きを逆にして配列する場合(反強磁性),大きさを異にする二種のスピンが特定方向に沿って交互に向きを逆にして配列する場合(フェリ磁性),そして三つの特定方向に,ある角度をもって配列する場合がこれである。吉森氏はこれらの何れとも異なる第五種のスピン配列,即ち螺旋状配列の可能性を理論的に始めて証明し,MnOについてエリクソンによって見出されていた不可解な中性子回折線がこれによって見事に説明されることを示した。その後,Ho,Dy,FeCl,AuMn等々においても螺旋状スピン配列の構造が中性子回折の実験によって,続々発見されるに到った。


 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1960年、吉森 昭夫(大阪府立大学)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

磁性結晶、螺旋状配列、磁性イオン、強磁性、反強磁性、フェリ磁性、中性子回折線、スピン、スピン配列、螺旋状スピン配列
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