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ディスチャージチェンバーの研究と開発

  • 写真なし福井 崇時
  • 写真なし宮本 重徳
福井,宮本両氏はガス放電を利用した新しい粒子検出装置を考案し,独自の方法で理論的かつ実験的開発を行なってその実用化に成功した。これは従来ひろく使われてきた霧箱,泡箱,原子核乾板とは全く異なり,ガス放電による飛跡検出という独創的な着想によるのもので,現在ディスチャージチェンバー(放電箱)又は福井宮本チェンバーと呼ばれている。このチェンバーは必要な現象だけを選んで作動させることが可能であり,かつ恢復が短いので,従来の泡箱等にくらべ,格段に研究能率を上げることができる。このチェンバーは,その優れた着想と大きな長所のため,1958年に発表されてから世界の学界の注目を集め,実際に原子核宇宙線の研究に使用されてその優れた性能が実証されている。このように福井,宮本両氏のディスチャージチェンバーの研究と開発は,極めて独創的なもので,ウイルソンの霧箱,グレーサーの泡箱の発明に匹敵し,将来高エネルギー物理学の発展に寄与するところ極めて大である。

 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1961年、福井 崇時(名古屋大学)、宮本 重徳(大阪市立大学)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

ディスチャージチェンバー、ガス放電、粒子検出装置、福井宮本チェンバー、放電箱、霧箱、泡箱、飛跡検出、原子核宇宙線
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