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SCO-X-1の位置決定

  • 写真なし小田 稔
太陽以外のX線の強度は理論的予想を遥かに超え,しかも多くのX線源は可視光や電波で見られる顕著な天体と一致していない。幾つかのX線源は電波の強い星雲であることがわかったが,他のX線源は謎に包まれたままになっていた。小田氏はX線源の位置と大きさを精密に決める多重すだれ式コリメーターを開発し,当時氏の所属していたMITのグループ等でこれを実用化し,NASAのロケットを用いてX線源の観測を行った。その結果,さそり座にあるX線源が星雲的なものではなく,高々惑星系程度の小さい天体であることを見出した。この天体を光学的に同定するため,東京天文台の人々と協力し,岡山天体物理観測所の望遠鏡を用い,対応する光学的対象を見出した。この発見によって,天体X線の観測は天文学としての確固たる地位を占めるようになり,天体物理学の発展に大きな貢献をもたらした。この業績は近代天文学に重要な一歩を進めたものである。


 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1966年、小田 稔(東京大学)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

SCO-X-1、多重すだれ式コリメーター、天体物理学、X線源、天体X線
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