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基本粒子の対称性に関する研究

  • 写真なし小川 修三
  • 写真なし山口 嘉夫
小川氏および山口氏は,一方は広島大学において,他方はジュネーブのCERNにおいて,しかし互いに独立に,坂田模型における三種の粒子(陽子,中性子,ラムダ粒子)の質量がほぼ等しく,かついずれもスピン1/2をもつことに着目し,複合体に対して荷電不変性を含む更に広汎な対称性の存在を仮定することによって,複合粒子の種々の性質が理論的に導き出されることを示した。小川氏は,美しい群論的方法を展開し,また山口氏はより初歩的に同じ結果を導き出し,それによって種々の興味ある結論を得た。その一例を示せば,当時存在が知られていた七種の擬スカラー中間子(πとK中間子)の他にいま一つの未知の擬スカラー中性中間子が存在し,これら合計八種の中間子が一組となって同じ性質をもつことを予測した。この未知の中性中間子はその後1961年に実験的に見出された。この群論的方法は種々の問題の解明に対しおそらく今後も重要な手がかりを与えるものと考えられる。

 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1967年、小川 修三(広島大学)、山口 嘉夫(東京大学)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

基本粒子、坂田模型、三種の粒子(陽子,中性子,ラムダ粒子)、荷電不変性、擬スカラー中間子、対称性、複合粒子、中性中間子、群論的方法
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