1. HOME
  2. 物理関連(専門)
  3. 研究情報(登録番号2285)

原子質量精密測定用大分散質量分析装置の開発

  • 写真なし松田 久
松田久教授は,従来の質量分析装置においては殆んど考慮されたことのない分散場と収斂場とを分離して,原理的には任意の大分散を実現し得る装置の基礎計算を完成,直ちにその開発に着手し,1967年にはその建設を完了した。其後は結像性の精密調整および質量測定法の改良を行って,1969年京都において開催された「質量分析国際会議」の席上,同装置により測定したH,D,16Oおよび32Snの原子質量値の発表を行なった。その測定誤差は(1~2)×10-7を得ている。本研究の最大特徴は,無収斂分散場を従来の分散・収斂場(電場・磁場)の中間に挿入し,収斂条件とは無関係に大分散の得られる装置を開発した点にあり,これは質量分析装置として画期的なことというべきである。この点に対し松田久教授は今後の質量分析学の前進に多大の寄与をなした。


 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1969年、松田 久(大阪大学)に仁科記念賞を贈った。

関連する研究を検索

分野のカテゴリ

物理
(物理)

関連する出来事

データなし

世の中の出来事

1969
学生運動が盛んに展開される。
1969
アメリカのアポロ11号が人間を乗せ初めて月面着陸に成功する。(アメリカ)

Webページ

データなし

博物館等収蔵品

データなし

キーワード

原子質量精密測定、結像性の精密調整、無収斂分散場、分散・収斂場(電場・磁場)、大分散質量分析装置、質量分析装置、分散場、収斂場
Page Top