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インビームスペクトロスコピーの創出と原子核構造の研究

  • 写真なし森永 晴彦
 森永晴彦氏は1964年,初めて原子核反応により高い励起状態の複合核をつくり,その脱励起過程のガンマー線の測定から残留原子核の構造が極めて明確に調べ得ることを示した。この方法では,重い加速粒子を用いることにより,高い核運動量を持つ複合核を作ることが出来るので,残留核の高いスピンの励起準位を励起することが出来,最近はスピン18という高い変形核の回転帯が見出されている。又,この方法により球形核に於ても疑似回転帯が存在していることが見出され,原子核の励起機構の統一的描像を与える一つの手掛かりとなっている。また,核反応による複合核は核整列を起こすことを用いることにより,励起準位の磁気能率が次々と測定されている。このように氏の創出したインビームスペクトロスコピーは,原子核研究の大きな流れとなった。


 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1971年、森永 晴彦(ミュンヘン工科大学)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

インビームスペクトロスコピー、原子核構造、脱励起過程、ガンマー線、重い加速粒子、励起準位、球形核、疑似回転帯、原子核反応、残留原子核、複合核、磁気能率
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