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臨界現象の動力学的理論

  • 写真なし川崎 恭治
 第2種相転移は,物質中の分子配列やその運動の秩序の生滅に関する現象である。その秩序パラメタは臨界温度を境として生滅し,熱力学的物理量は臨界点で異常なふるまいを示す。動的なゆらぎとしての秩序は臨界温度の上でも時間的,空間的に局所的に発生し,相転移の様相を支配する。秩序パラメタのゆらぎを種々の 波長の成分に分解し,その一つ一つを秩序パラメタのモードと呼ぶが,臨界点に近づくに従い運動は非線形的になり,モード相互の絡み合いが著しくなる。結局,このモード間のカプリングが相転移の静的,動的な異常性を決定する。川崎恭治氏は秩序パラメタの確率的運動方程式から出発し,フォッカープランク方程式を導き,場の理論の手法を利用してこのモードカプリングを取扱う一般的な理論を構成した。その結果はよく実験事実を説明する。川崎氏の上述の動的特性に関する研究は先駆的なもので,世界的に高く評価されている。


 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1972年、川崎 恭治(テンプル大学)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

臨界現象、動力学的理論、第2種相転移、秩序パラメタ、熱力学的物理量、確率的運動方程式、フォッカープランク方程式、臨界温度、動的なゆらぎ、相転移、モードカプリング
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