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重力場方程式の新しい厳密解の発見とそれの宇宙物理学への応用

  • 写真なし佐藤 文隆
  • 写真なし冨松 彰
 中性子星やブラックホールのような超高密度の天体では,その近傍に非常に強い重力場が存在しており, 従ってこの種の天体の性質を解明するには重力場に関するアインシュタイン方程式の厳密解を求める必要がある。佐藤文隆,冨松彰両氏はこの重力方程式について,古くから知られているシュヴァルツシルトの解,ワイルの解,およびカーの解のほかに,この三者の解をそれぞれ特殊な場合として,包括するところの,より一般的な厳密解の一群を発見した。この新しい解は,重力場源が角運動がゼロでない回転楕円体である場合に相当するものである。この場合の解の新しい特徴として,メトリック特異点がいわゆる事象の地平線より外部にも存在することになるため,ブラックホールの解明に関して一つの新たな展望を開くことが期待される。この意味において両氏の研究は基礎物理学の近年の発展のなかで抜きん出た大きな成果である。


 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1973年、佐藤 文隆(京都大学)、冨松 彰(広島大学)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

重力場方程式、厳密解、宇宙物理学、中性子星、ブラックホール、重力場、メトリック特異点、アインシュタイン方程式、事象の地平線
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