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核磁気能率に於ける中間子効果の発見

  • 写真なし山崎 敏光
山崎氏は森永晴彦氏により開発されたインビーム核分光学の手法を用い,原子核の高いスピンを持ったアイソマーの研究を世界にさきがけて始めた。特に,放出ガンマー線の角度分布に着眼し,時間微分型摂動角分布の方法を用いて高いスピン状態の磁気能率を系統的に測定した。その結果,陽子の軌道g-因子は1ではなく1.1であるという異常性を発見した。この異常性は核内における中間子交換効果に起因するもので,宮沢弘成氏による理論的予言を実験的に確かめたものである。これにより,これまで行き詰まっていた核磁気能率の研究が大きく発展することとなった。要すれば,この発見は低エネルギー核現象において,始めて中間子効果を実験的にとらえたもので,その点極めて画期的な発見である。


 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1975年、山崎 敏光(東京大学)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

核磁気能率、中間子効果、インビーム核分光学、アイソマー、放出ガンマー線、時間微分型摂動角分布、スピン状態、軌道g-因子、低エネルギー核現象、中間子交換効果
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