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遍歴電子強磁性の理論

  • 写真なし守谷 亨
鉄,ニッケル等に代表される金属強磁性体の磁性の理論的解明は,量子力学の誕生以来,半世紀にわたって固体物理学の中心課題であり,多くの試みがなされたが,未だに満足なものではなかった。金属では磁性を担う電子は,一面では結晶中を自由に動き電気伝導に関与する遍歴電子としてふるまうと同時に,他の一面では電子間の相互利用に基づく相関効果のために局在的な性格をもつ。この相反する二面性を適確に把えることは量子的多体問題の懸案であった。守谷亨氏は特に磁性について,電子間相関が弱い場合から強い場合までを統一的に取扱える理論を立てることに成功し,既知の実験事実を見事に説明するのみならず,多くの新しい事実を予言した。この理論はまた実験的研究を刺戟し,金属強磁性の物理はこゝに新局面をひらくに至った。


 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1979年、守谷 亨(東京大学)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

遍歴電子、金属強磁性体、量子力学 、固体物理学、量子的多体問題、電子間相関、強磁性
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