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原子核の巨大共鳴の研究

  • 写真なし鳥塚 賀治
鳥塚氏は東北大学核理研究施設の300MeV線型電子加速器を用いて原子核の電子非弾性散乱の精密測定を行い,原子核の励起状態の電磁的構造を明らかにする上で世界をリードする業績をあげた。特に有名になった研究は,10~20MeVの領域に電気四重極型の巨大共鳴を見つけたことである。電気双極子型の巨大共鳴は古くからガンマ線吸収により知られていたが,電気四重極型はエネルギーの高い電子散乱によってはじめて存在が明らかにされたものである。この発見により,低エネルギーで見られる芯偏極現象や集団運動との関連が明らかとなり,強い相互作用をもつ核子の多体系としての原子核の特徴的構造に関する理解が深まった。鳥塚氏らの研究はやがて他の励起モードの研究へと進んだほか,世界各地で電子以外の粒子による巨大共鳴研究へ波及した。



 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1980年、鳥塚 賀治(東北大学)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

原子核、巨大共鳴、電子非弾性散乱、励起状態、電気四重極型、芯偏極現象、集団運動、励起モード、電磁的構造、線型電子加速器、強い相互作用
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