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中性子散乱による金属強磁性の研究

  • 写真なし石川 義和
 石川氏は昭和34年頃より現在迄,一貫して磁性研究,特に中性子散乱による磁性研究を推進し,多くの重要な業績を残してきた。まず,早くより加速器を利用するパルス中性子線による磁性研究を提唱し,高エネルギー物理学研究所におけるパルス中性子実験施設を世界に先駆けて完成させた。これまで典型的金属強磁性体におけるスピン波及び常磁性スピン励起についての中性子散乱による研究を行ってきたが,最近局在性の弱い強磁性体の典型であるMnSiにおけるスピン密度のゆらぎの動的性質を偏極中性子散乱により定量的に測定した。測定領域は全ブリルアン域,エネルギー及び温度はキュリー温度の約10倍に達し,重要な領域をすべて蔽っている。これら一連の研究は,最も困難な問題の1つとされている遍歴電子の強磁性の本質の解明に重要な指標を与えるものとして重要視される。


 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1984年、石川 義和(東北大学)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

磁性研究、中性子散乱、パルス中性子線、金属強磁性体、スピン波、常磁性スピン励起、スピン密度、ゆらぎの動的性質、全ブリルアン域、遍歴電子
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