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素粒子論的宇宙論

  • 写真なし佐藤 勝彦
佐藤勝彦氏は,素粒子物理学における大統一理論を宇宙初期の理論に持ち込み,単純なビッグバン宇宙論をインフレーション宇宙論に発展させた。すなわち,大統一理論の予言する真空の相転移が宇宙初期に起こり,その結果,宇宙が何百桁も急激に膨張する時期にあることを示した。こうして,後に宇宙の大構造の種となる「ゆらぎ」がその時期に形成されること,物質と反物質宇宙がドメイン構造をなしうること,相転移の進行に伴って母宇宙・子宇宙などが自己相似的に発生することなどを示し,宇宙論のテーマを大きく広げた。それと同時に,大統一理論によって存在が予言される種々の粒子について,宇宙論や天体物理の場でその性質を議論することも世界に先駆けて行った。これらは素粒子論が宇宙初期と関連して展開されるという新しいパラダイムを開くとともに,近年盛んに研究されるようになった量子重力論に基づく宇宙創生論への道を開いたものとして高く評価される。

 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1990年、佐藤 勝彦(東京大学)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

素粒子物理学、大統一理論、ビッグバン宇宙論、インフレーション宇宙論、真空の相転移、ドメイン構造、母宇宙、子宇宙、量子重力論に基づく宇宙創生論
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