1. HOME
  2. 物理関連(専門)
  3. 研究情報(登録番号2233)

星間分子の分光学的研究

  • 写真なし齋藤 修二
齋藤修二氏は,化学反応における反応中間体を検出するために高感度のマイクロ波分光計を開発し,実験室において新しいフリーラジカルや分子イオンを検出して分子科学に大きい貢献をしたが,星間分子雲や赤色超巨星の周辺の中にもそれら反応中間体が存在することに着目し,電波望遠鏡で観測された分子スペクトルに含まれている多くの未同定線を,新しくそれらの分子に同定した。なかでも,炭素が直線状に連なった炭素鎖分子に水素もしくは硫黄が結合したもの,ケイ素を含む分子,環状C3Hラジカルの発見が特筆される。これらの存在量は分子雲の化学進化の段階を表していると考えられる。氏は,その事実を暗黒星雲内でガスが収縮して星が誕生する過程に結びつけて議論するという,星間分子化学の新しい道を開いたものとして高く評価される。


 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1991年、齋藤 修二(分子科学研究所)に仁科記念賞を贈った。

関連する研究を検索

分野のカテゴリ

物理
(物理)

関連する出来事

データなし

世の中の出来事

1991
雲仙普賢岳で大火砕流が発生する。
1991
湾岸戦争が始まる。

Webページ

データなし

博物館等収蔵品

データなし

キーワード

反応中間体、マイクロ波分光計、フリーラジカル、分子イオン、分子科学、星間分子雲、赤色超巨星、電波望遠鏡、分子スペクトル、未同定線、炭素鎖分子、環状C3Hラジカル、暗黒星雲
Page Top