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ソリトン物理学とその応用

  • 写真なし和達 三樹
 エネルギーが集中し安定なかたまりとして伝播する非線形波動としてのソリトン(孤立派)は,自然界に普遍的にみられる現象であり,非線形現象の本質を理解するひとつの鍵となる重要な概念である。和達氏は,まず変形KdV方程式を逆散乱法によって解くことに成功し,この分野のその後の発展に大きな影響を与えた。さらに,この方法とベックランド変換による解法および無限個の保存則の構成法等との相互の関係を明らかにした。また,光ファイパーを伝播する鋭いパルス波を記述する方程式を提唱した。最近は,IRF模型と呼ばれる一連の2次元系に対して無限個の解を発見した,しかもこれらの統計力学的な模型をひもの結び目や絡み目の分類と関連づけ,一般N状態絡み目多項式を構成する方法を提唱した。これは,有名なジョーンズ多項式(N=2)の見事な拡張になっている。ソリトン物理学とその発展・応用に対する和達氏の功績は誠に大きい。


 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1991年、和達 三樹(東京大学)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

ソリトン物理学、非線形波動、変形KdV方程式、逆散乱法、ベックランド変換、無限個の保存則、IRF模型、一般N状態絡み目多項式、ジョーンズ多項式
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