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ニュートリノ質量におけるシーソー機構

  • 写真なし柳田 勉
 柳田勉氏は,シーソー機構と呼ばれる現象が可能であり,その結果としてニュートリノはマヨラナ粒子であり,かつ非常に小さな質量を持つのが自然であることを指摘した。Weinberg-Salam理論で可能なニュートリノの質量は,右巻きスピンを持つ粒子と左巻きスピンを持つ粒子(または右巻きスピンを持つ粒子の反粒子)の結合の結果として生ずる。そこで,右巻きスピンのニュートリノが大きな質量を持つと仮定すると,右巻きスピンのニュートリノと左巻きスピンのニュートリノの結合の結果として,左巻きスピンのニュートリノはこの大質量に反比例した大変小さな質量を持つことになる。この軽い左巻きスピンのニュートリノが現実に観測されるニュートリノであると考えるのが柳田氏の提案である。このように,柳田氏はニュートリノ質量の問題の重要性を指摘しその分析の一般的枠組みを与えたもので,最近の現象論的分析の多くはこのシーソー機構に基づいて行われている。


 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1993年、柳田 勉(東北大学)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

ニュートリノ質量、シーソー機構、マヨラナ粒子、Weinberg-Salam理論、右巻きスピン、左巻きスピン
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