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高温プラズマにおける異常輸送とL—H遷移の理論

  • 写真なし伊藤 公孝
  • 写真なし伊藤 早苗
 伊藤公孝,早苗両氏は,トカマク・プラズマの高温閉じ込め特性に関し,形成される構造の遷移理論を創始し,更に乱流と輸送係数の理論を発展させた。1982年ドイツのASDEXトカマクにおいて,高温プラズマ突然周辺部で急峻な圧力分布に移り,内部エネルギーが急上昇する事が見出された。H—モードと呼ばれるこの現象は,核融合研究の中心課題になり,解明が待たれていた。両氏は,この現象がプラズマと真空の境界に於ける電子とイオンの移動度の違いに基づくものとの仮説をたて,電場の分岐を予言するH—モード遷移のモデル理論を提案した。電場の分岐の存在は実験により次々と検証され,この研究は,電場効果の解明や,電場による閉じ込め改善研究の世界的潮流を生み出した。更に,乱流輸送理論を発展させ,異常輸送として知られてきた高温プラズマの輸送係数を説明し,高温プラズマ閉じ込めの定量的理解に道をひらいた。


 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1993年、伊藤 公孝(核融合科学研究所)、伊藤 早苗(九州大学)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

高温プラズマ、異常輸送、L―H遷移、トカマク・プラズマ、高温閉じ込め特性、輸送係数、H―モード、核融合研究、電場効果、閉じ込め改善研究、乱流輸送理論
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