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新しい型の磁気相転移の研究

  • 写真なし勝又 紘一
勝又紘一氏は結晶学的には同等な,しかし磁化容易軸が90°異なるという2種の反強磁性体の混合状態を詳細に調べた結果,予想をくつがえして極めて明確で,整然とした秩序相が出現することを発見した。この相では磁気モーメントは傾いているが,整然と一定方向を向いている。このオブリーク相が出現したことで相境界の交点が四重点となるが,この出現は磁性体としてはじめてのものであり,統計熱力学の理論にも新たな興味を引き起こした。この発見は世界に驚きをもって迎えられ,「競合するスピン系における磁気相転移」との命題の下に発展を続けている。氏は最近、整数スピンを持つ一次元反強磁性体においてハルデインが予想したエネルギーギャップを巧みな実験で証明し,新しい励起状態の仮説を提唱するなど,一貫して新しい型の磁性相転移研究を推進し,世界の第一人者としての地位を確立している。


 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1993年、勝又 紘一(理化学研究所)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

磁気相転移、結晶学、磁化容易軸、反強磁性体、秩序相、オブリーク相、統計熱力学、競合するスピン系、整数スピン、エネルギーギャップ、励起状態
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