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格子量子色力学の大規模数値シミュレーションによる研究

  • 写真なし岩崎 洋一
  • 写真なし宇川 彰
  • 写真なし大川 正典
  • 写真なし福来 正孝
 岩崎氏を中心とするグループは,格子量子色力学専用の超並列計算機(QCDPAX)を開発し,ハドロン質量の計算を行った。その結果は,他の汎用大型計算機を用いた計算に比べ規模,精度共に格段に優れたものであり,世界的に高く評価されている。また,宇川,大川,福来を中心とするグループは,真空偏極の寄与を考慮に入れたハドロン質量の系統的研究を世界に先駆けて行い,軽いハドロンの性質は量子色力学によって正しく記述されることを明らかにした。ビッグバン直後の超高温の宇宙で自由に運動していたクォークは,その後 宇宙が膨張し温度が約1兆度まで下がった時,相点移が起こりクォークはハドロンの中に閉じこめられたと考えられている。岩崎氏らはこの過程の数値シミュレーションを行い,有限温度相転移が1次でないことを発見した。この成果はその後の宇宙進化の研究に大きな影響を及ぼす事となった。


 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1994年、岩崎 洋一(筑波大学)、宇川 彰(筑波大学)、大川 正典(高エネルギー物理学研究所)、福来 正孝(京都大学)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

格子量子色力学、超並列計算機、QCDPAX、ハドロン質量、系統的研究、真空偏極、クォーク、有限温度相転移、宇宙進化研究
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