1. HOME
  2. 物理関連(専門)
  3. 研究情報(登録番号2217)

B中間子系におけるCP対称性の破れ

  • 写真なし三田 一郎
 CP不変性の破れは1964年発見され,これによりクローニンとフィッチはノーベル賞を受けたが,このK中間子系で発見されたCP不変性の破れはわずか0.2%で,その後K中間子系以外での観測もなく,その起源の解明には大きな壁があった。三田一郎氏は,標準模型の小林・益川理論の枠内で,B中間子崩壊においてはCP不変性の破れがK中間子系の実に100倍にも達しうるとの衝撃的な予言をし,CP不変性の破れの研究に新生面を開いた。同氏の予言を検証するため,高エネルギー加速器研究機構のBファクトリー建設をはじめ,米国その他世界各地での実験計画が争って進行中である。これにより標準模型を超える新しい物理ひいては宇宙の起源にも迫ることが期待され,これら素粒子実験の世界的流れを創出した功績は非常に大きい。


 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1997年、三田 一郎(名古屋大学)に仁科記念賞を贈った。

関連する研究を検索

分野のカテゴリ

物理
(物理)

関連する出来事

1964年
K中間子の崩壊においてCP非対称が初めて観測される
1980年
ジェイムズ・クローニンとヴァル・フィッチがノーベル物理学賞を受賞
2008年
小林誠と益川敏英がノーベル物理学賞を受賞

世の中の出来事

1997
消費税の税率が引き上げられる。
1997
長野新幹線が開業する。

Webページ

データなし

博物館等収蔵品

データなし

キーワード

B中間子系、CP対称性の破れ、小林・益川理論、B中間子崩壊、CP不変性の破れ、高エネルギー加速器研究機構、Bファクトリー、素粒子実験
Page Top