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大気ニュートリノ異常の発見

  • 写真なし梶田 隆章
 宇宙線が大気上層部の原子核との衝突により生成する荷電パイ中間子の崩壊の結果,2個のμニュートリノと一個の電子ニュートリノが生成される。梶田隆章氏は,大気ニュートリノが持つこの特性に注目し,これら2種のニュートリノの比を精密に分析し,実際に大気ニュートリノ中のμニュートリノが理論値より少ないことを発見した。さらに梶田氏は,上から来るニュートリノと地球の裏側から来るニュートリノでは上記のμ/e比が明らかに異なることを示した。1998年に発表されたスーパーカミオカンデを用いた大気ニュートリノ異常に関するμ/e比は,理論値2の約60数パーセントという値を与えている。また,地球の裏側からの上向きのμニュートリノは下向きのμニュートリノに比して約54パーセントであることが報告されている。梶田氏の大気ニュートリノ異常の発見とその確認において果たした役割は高く評価される。

 本研究の成果に対して、仁科記念財団は、1999年、梶田 隆章(東京大学)に仁科記念賞を贈った。

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キーワード

大気ニュートリノ、荷電パイ中間子、μニュートリノ、電子ニュートリノ、μ/e比、スーパーカミオカンデ
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