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高速無線LAN 技術の開発

 MIMO を用いた高速無線LAN を広いエリアで使用可能にする信号構成と、伝送効率の飛躍的な向上を可能にする複数のデータフレームを集約し選択再送する方式を世界で初めて開発した。
 青木らは、無線LAN 規格IEEE 802.11a の開発経験からいち早く従来のMIMO の課題、さらには実装負荷軽減の課題に着目し、これらの2大課題をそれぞれ新技術の開発により解決に導いた。青木らが開発したMIMO を利用する場合の同期用の信号方式、およびフレーム集約と選択再送方式は、高速無線LANの世界標準規格であるIEEE 802.11n に採用されるとともに最新の超高速無線LAN 規格であるIEEE 802.11ac に採用された。さらに、フレーム集約と選択再送方式はミリ波帯の超高速無線LAN規格であるIEEE 802.11ad にも採用された。
 本技術は、こうした規格化を通じ、無線LAN の普及、関連産業の発展に大きく貢献している。

 本研究の成果に対して、電気学会は、2014年、青木 亜秀 (株式会社東芝)、足立 朋子(株式会社東芝)、竹田 大輔(株式会社東芝)に進歩賞を贈った。

文献

[1] 青木 亜秀、瀬戸 一郎、竹田 大輔、豊田 毅彦、佐方 連、江頭 慶真、「OFDM信号送信装置」、特許第4751438 号、2011.
[2] Tsuguhide Aoki, and Magnus Sandell, 「Analysis of pilots for residual frequency offset estimation in MIMO OFDM systems」, IEEE Transaction on Wireless Communications, Vol. 8, Issue 3, pp.1128-1132, 2009.
[3] D. Takeda, and Y. Tanabe, 「Channel Estimation Scheme with Low-Complexity Discrete Cosine Transform in MIMO-OFDM System」、 IEICE transactions on communications, Vol.92, No.12, pp.3836-3842, 2009.
[4] 西林 泰如、高木 雅裕、足立 朋子、旦代 智哉、中島 徹、宇都宮 依子、「Communication apparatus and communication method」、米国特許 USP7869418、 2011.
[5] 足立 朋子、「標準化現場ノート 第15 回  IEEE802.11n」、映像情報メディア学会誌、Vol.65、 No.7、pp. 950-953、2011.

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キーワード

無線LAN、Multi-Input Multi-Output(MIMO)、フレーム集約、選択再送方式
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