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統合型スマートグリッド評価システムの開発

 従来のスマートグリッドシステムの監視制御や情報通信のシステム検証は、システムを構成する監視制御装置、蓄電池、スマートメータ等の各装置を単体または部分的に構成して試験を行い、システム全体は計算機シミュレーションまたは実証プロジェクトで実施してきた。実証プロジェックでは様々な系統条件下での検証が困難または時間を要し、計算機シミュレーションでは通信や制御の時間遅れや協調、蓄電池やAMIの模擬精度に課題があった。
 統合型スマートグリッド評価システムは、系統構成や電力需要の条件を自由に設定できるハイブリッド型のリアルタイムシミュレータである。このシミュレータには実機の監視制御装置や蓄電池、スマートメータ等を接続する工夫がなされており、実時間で実機の制御ロジックやスマートメータの計測情報活用の効果検証ができる。さらに試験結果はシステムや系統の構成を表すアニメーションで連動表示でき、スマートグリッドシステムの有用性やソリューション、訴求ポイントを理解し易く工夫されている。地域特性や利用者ニーズに応じたスマートグリッドシステムの開発検証期間を短縮でき、かつその有用性を示すことができる画期的な開発である。

 本研究の成果に対して、電気学会は、2014年、宮崎 保幸 (株式会社東芝)、梶原 俊之 (株式会社東芝)、栗山 透 (株式会社東芝)に進歩賞を贈った。

文献

[1] Y. Miyazaki, T. Kumazawa, K. Toba, Y. Osaki, T. Kajihara, T. Kobayashi, Y. Noro, and T. Kuriyama, 「System configuration and Experimental results of the Integrated Smart Grid Evaluation System」, ICEE 2012 Kanazawa, 2012.
[2] 宮崎保幸、田口保博、小林武則、田能村顕一、野呂康弘、栗山透、「統合型スマートグリッド評価システム(1) -システムの構成と機能-」、 電気学会電力エネルギー部門大会、(平成23 年8 月).
[3] 熊澤俊光、宮崎保幸、大崎善朗、松井照久、「統合型スマートグリッド評価システムの拡張(1) -負荷特性模擬機能の開発-」、電気学会電力エネルギー部門大会、(平成24 年9 月).
[4] 鳥羽廣次、宮崎保幸、百合野真司、「統合型スマートグリッド評価システム」、東芝レビュー、Vol.66、 No.12、 pp.24-27、2011.
[5] 宮崎保幸、坂田康治、大崎善朗、「スマートグリッドの基盤技術開発を支える統合型評価システム」、 東芝レビュー、Vol.68、No.8、 pp.22-26、 2013.

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スマートグリッドシステム、スマートメータ、ハイブリッド型リアルタイムシミュレータ
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